【Q&A】白髪ぼかしって自分でもできるの?白髪ぼかし専門美容師が解説!

最近テレビや雑誌、SNS等様々なところで見かけるようになった白髪ぼかしというワード。

今ある白髪もぼかせて、上手くいったら、染める頻度も少なくしていけるらしい…

3週間もすれば生えてくる度に気になってしまう白髪。

おうちで簡単に、そんな染め方が出来たらいいな、と思いませんか?

今回は、自分で白髪ぼかしは出来るのか?といった疑問を白髪ぼかし専門店で働く美容師が解説させて頂きたいと思います。

白髪ぼかしとは

白髪ぼかしとはその名の通り、白髪をぼかす技術です。

白髪ぼかしハイライトをいれることで、白髪の仲間を作り、根元に生えてきた白髪と、毛先の色を馴染ませる手法です。

新しいヘアカラー技術で、今までの生えてきた白髪を暗く塗りつぶす手法と違って、全体の透明感・立体感が髪に生まれます。

自分で白髪ぼかしできるのか

結論から申し上げますと、自分で白髪ぼかしは難しいです。

プロの目線からアドバイスさせていただきますと、大変危険ですので、ご自身ではやらない方がいいです。

プロですら、新しい技術で、”白髪染めを使わず白髪を染めるってどういう事?結局白髪は染まらないんでしょ?”と、白髪ぼかしに否定的な考えを持っている方もいるくらいです。

今までの白髪染めと白髪ぼかしの矛盾(いらなければ省いてください)

白髪ぼかしというのは最新の美容技術で、当店における白髪ぼかしも、お客様の白髪のお悩みや、実際の声を参考に生まれたオリジナルの手法です。

一言に白髪ぼかし・白髪染めといっても、美容師さんによって考え方が違うため、使っている薬剤が違ったり、やり方もそれぞれです。

ここ最近までは”明るい白髪染め”という考え方はなかったため、白髪が気になってきた人は暗くしないと染まらない、というのがほとんどでした。

本当は明るくしたいのに美容師さんに”それでは白髪がきちんと染まらない”と言われる事が多かったんではないでしょうか。

↑一般的な”しっかり染まる白髪染め”の状態

また、つい最近までは、多くの方が、白髪はみっともない。

黒髪・暗めに一色で染まっていないと変だ。

と考えられていました。

そのニーズに応じて、”しっかり綺麗に染まる白髪染め”というのが一般的でしたが、さすがにそれでは2週間もすれば白髪が目立ってしまう。

綺麗を保つために頻繁に白髪染めしなければならない。

本当は綺麗で居たいけど、さすがに追いつかない。

そろそろ自分の白髪の変化も受けれようかな…

そんなお声も多くなりました。

ここで必要になってくるのが髪色の大改造です。↑”白髪ぼかし”で明るい髪色に出来ている状態

今までの白髪染めから大きく変える、全く別の染め方をしてゆく。

そのためには、今染まっている毛先の部分にブリーチが必要になってきます。

美容師もブリーチを使いたい訳ではなく、本当は優しくカラーしたいです。

ただ、今までのやり方と大きく変えていく必要があるため、ブリーチを使わせて頂くことが多いです。

白髪ぼかしハイライトにはブリーチが必要

白髪ぼかしをしようと思うと、白髪の仲間が必要です。

 

↑白髪が生えてきた状態

毛先に濃い白髪染めが入っている場合はもちろんですが、白髪と、白髪でない髪が混在してくると、白髪の方が明らかに明るさがあり光って目立ってしまう為、その仲間を疑似的に作る必要があります。

ここでブリーチを使い、細かいハイライトを仕込むことでどこが白髪がか分からなくします。

↑白髪の仲間のハイライトを作ってカモフラージュした状態

ブリーチ材はとっても危険

薬局等でも気軽に買えるようになっているブリーチ剤ですが、そもそも過酸化水素とアンモニアという、立派な化学薬品です。

市販のものは1液と2液を混ぜ合わせてくださいという簡単な作りになっています。

美容師は、何種類もある中からお客様にあったものを使用し、その薬剤の組み合わせや、濃度を調整します。

その塗り方や、ハケのあて方、塗布量、放置時間で、ダメージや色の抜け方がかなり変わります。

更に市販のブリーチ剤は、だれが使ってもいい結果が得られるように作られていて、かなり強い反応をすることが多いです。

薬剤の反応には温度や放置時間も強く関係するため、塗った場所によって色が変わってしまったりすることが考えられます。

これは、ブリーチ剤に限らずすべてのカラー剤にも同じことが言えます。

”自分で白髪染めする”ということ

現代ではネットや店頭で簡単にヘアカラー剤が手に入ります。

自分で髪を染めることも容易です。

サロンに行く時間がない。料金が高い。面倒くさい。時間がかかる。

理由は様々ですが、自分染めしかできないときもあるかと思います。

ただ、染めてしまうと、あまり上手くいかなかったという方が多いのではないでしょうか。

例えば、体に不調が出て、とりあえず薬局で市販薬を買う。

すっきり快調に向かう事もあるし、むしろ悪化してしまう事もある。

専門的なことは、プロに任せるのが結果手っ取り早く、正しい方法で解決することができます。

プロがブリーチ剤を使っても、白髪染め履歴のある髪にはこのようにムラムラに反応することもあります。

本当はとてもリスクの高い自分染め

市販のカラー材は、誰がやっても上手くいくように、強く・濃く調合されていることが多いです。

白髪染めにおいては、よく染まるように強い力で調合されている為、従来より髪を痛める原因になってしまいます。

また、色味も深く入ってしまうため、想像より暗い仕上がりになってしまい易いです。

一番多いケースは、美容院の予約までにどうしても白髪が気になってしまって、見えるところだけ自分で染めるケースです。

正面から見た感じは、よく染まって気分もいいですが、

このように全体像でみると上の部分だけ漆黒になってしまうことが多いです。

この場合、濃く染まりすぎてしまった部分をサロンで一度脱染しないと元には戻れません。

白髪ぼかし・白髪染めはサロンでするのがベスト

市販で売っているものを自分の髪色に合わせて選んだのに、思った色にならなかった。

この失敗は、黒髪の部分にも、白髪の白い部分にも濃く深い染料が入ってしまうことで起こる失敗です。

サロンでのカラーリングは、お客様の白髪量に合わせて薬剤を何種類もある中から調合します。

また、その薬剤の強さも、髪の状態によって使い分けます。

すでに染まっている部分には優しい薬剤を使うようにしたりすることで過度なダメージを防ぎます。

髪に薬剤を塗るときも、余計な物理的ダメージが起こらないように丁寧に塗布します。

そして、適正な時間で塗布して流すことで髪の質感も損なわずカラーすることができます。

綺麗な髪を目指すのであれば、サロンでのカラーリングをおすすめします。

手間とお金をかけただけの仕上がりが手に入れられます。

難しい技術だからこそサロン選びはとても大切

長くなってしまいましたが、白髪ぼかしという技術は新しく、お客様の興味・関心も高いため沢山のサロンが取り入れています。

そのやり方や、使う薬剤は人それぞれです。

お客様のお悩みやニーズに合わせて、美容師それぞれが考案したものです。

思っていた白髪ぼかしと違った、なんてことにならないために、ご自身に合ったサロン選びはとても大切です。

Growsこだわりの白髪ぼかしのポイント

実際が体験頂いたお客様にも頂くお声で多いのが、「とても自然でナチュラル」です。

Instagramや他のブログでも施術事例を紹介しておりますので、是非一度ご覧ください。

メニュー/料金

白髪ぼかしカラー体験コース(施術時間:3時間半)

料金:19,800円(税込)

それでも”今”気になってしまった白髪への対処

時間もない!簡単に自分で白髪をどうにかしたい!という方には”一時染毛料”と表記されているものがおすすめです。

薬局等で手に入ります。名前の通り一時的に白髪を染めてくれるため、その後の施術に影響がありません。

まとめ

・白髪ぼかしは特殊なデザインカラーの1種な為自分でやらない方がいい

・今までの白髪染めと白髪ぼかしは全く違う

・美容師それぞれにやり方が違う新しい技術な為美容室選びが重要

白髪ぼかしやセルフカラーを自分でやる事が難しい理由、また、やらない方がいい理由が少しでも伝わればと思います。

他にも気になる事や聞いてみたい事があれば専用LINEもご用意しておりますので、何でも御相談下さい。

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