【実例】白髪ぼかしハイライトで失敗した時の対処法
こんにちは、白髪ぼかし専門美容室Growsです。
最近初めてご来店されるお客様からいただく声で多いのが、
「白髪ぼかしハイライトに挑戦したけど、思ったイメージと違った、、」
「白髪ぼかしハイライトで失敗されたので直したい。」
など、白髪ぼかしハイライトでの失敗談です。
悩みを解消するためのデザインなのに、せっかくのデザインによって悩みが増えてしまうのだけは避けたいですよね。
今回は、白髪ぼかしハイライトに失敗したお客様の対処法を、実際のお客さま事例と共にご紹介させていただきます。
実際に白髪ぼかし専門美容室Grows公式LINEに届いたお客様からのメッセージがこちらです。
※このLINEのやり取りは、お客様に掲載のご了承をいただいております。
2月に縮毛矯正とハイライト、9月に根元だけハイライトを入れましたが、あまり綺麗ではなく、どうにかしていただけたらと思っています。
今回のお客様は、白髪ぼかしハイライト施術の後の仕上がりに疑問を抱きお問い合わせしてくださいました。
お客様から頂いたご相談のメッセージは24時間以内に必ずお返事させて頂きますので、上の友だち追加ボタンからお気軽にご相談ください!
本日のお客様
まずは、お客様のご来店時の髪の状態です。
全体の髪色は明るく、オレンジ色に褪色した状態です。
根元の白髪は5〜6cm伸びている状態。
ダメージによって、髪も広がるようになってしまったそうです。
色落ちが汚く見えてしまうのを気にされていて、今後は自分の白髪を活かしたヘアカラーにしていきたいとのことでした。
これまでの施術履歴
・1年程前までは根元の癖が出る度に縮毛矯正をしていた
・ヘアカラーは定期的に美容院で行っていた
・白髪がぼかせると聞いてハイライトに挑戦した
過去の担当美容師に、白髪ぼかしハイライトを始めると縮毛矯正はできなくなると言われ、くせ毛に関しては自分でセットすると約束してハイライトの施術を行なったそうです。
また、白髪ぼかしハイライトは過去に2回しているとのことですが、それぞれ別の美容室で行なったそうで履歴が複雑な状態です。
お客様のご要望
・理想はストレートの外ハネワンレンボブ
・子育てもあり、ヘアカラーの為に頻繁に美容院に来られない
・出来れば暗くなるような白髪染めではなく、自分の白髪も活かせるようなお洒落で明るいヘアカラーを楽しみたい
透明感のある素敵なヘアスタイルですよね。
このくらい明るければ白髪も分かりにくくなります!
お客様の髪質
・癖の強さ:ややくせのある髪質
・髪の太さ:やや太い髪質
・髪のダメージ:毛先を中心にダメージしている状態
これまでのハイライトや縮毛矯正の影響により、広がりやゴワツキが目立つ状態です。
白髪ぼかしハイライトで失敗したと感じる原因
白髪ぼかしハイライトで失敗したと感じる原因は、
①白髪ぼかしハイライトの太さが太すぎる
②白髪ぼかしハイライトがまばらに入っている
この2つが主な原因かと思われます。
①に関しては、一概に太いハイライトが悪いわけではなく、デザインとしてハイライトをはっきり入れてコントラストをつけるものも存在します。
俗に言うコントラストハイライトです。
*こちらがコントラストハイライトのイメージ画像↓
この方も白髪が気になり始めてコントラストハイライトをされていますが、白髪のことよりもデザインを優先するということでこのスタイルを選ばれています。
コントラストハイライトは外国人風のデザインでとても人気のあるデザインですが、白髪ぼかしハイライトには適しません。
なぜなら、白髪が一本ずつ生えてくるものだから。
コントラストハイライトのデザインの様に太いシマシマに白髪が生えてくる方は稀かと思います。
根本に生えてきてしまうものを馴染ませたりぼかしたい場合、毛先には似たような状態のものを作らなければなりません。
また、白髪ぼかしハイライトで失敗したと感じる原因②白髪ぼかしハイライトがまばらに入っている
に関しては、ハイライトの入れ方は美容師それぞれ独自の手法があるかと思います。
ただ白髪をぼかすことが目的の場合、本来白髪ぼかしハイライトは規則的に入れる事が一般的です。
そうしなければ、新しく根元から伸びてきた白髪をハイライトの効果でぼかせなくなります。
また今回のお客さまの場合、うねるようなくせ毛のため、よりくせ毛に合わせたデザイン提案が必要になります。
Growsからお客様へのご提案
本来であれば白髪ぼかしハイライトをご体験いただきたいところですが、今日は根元を染めさせて頂くご提案をさせていただきました!
他サロンでのハイライトが、どんな薬を使い、どんな施術をしたのか?
過去の履歴がはっきりとわからず、予想することしか出来ないためリスクがある。
また、触診させて頂いたところ、毛先はかなりパサつきが気になる状態でした。
さらに縮毛矯正毛ですので、むやみに新しく白髪ぼかしハイライトを入れると髪の毛が切れるリスクがあります。
せっかく白髪ぼかしハイライトでご来店頂いたのですが、今回の場合最低3ヶ月は白髪ぼかしハイライトをお休みした方が今後のために良いと判断いたしました。
ハイライトはタトゥーのようなものです。
一度明るくしたデザインを無くす為には時間がかかります。
そのため今回は、白髪ぼかしハイライトはお休みしてメンテナンスカラーと髪質改善のコースをご提案させていただきました。
仕上がり
退色により目立っていたオレンジが落ち着き、上品な髪色に仕上がりました。
白髪染めを使わずに、白髪もしっかり馴染むように施術しました。
今回はブローのみ、ナチュラルストレート仕上げです。
次回は毛先の広がり・パサつきにアプローチできる髪質改善+カットのコースをご提案致しました。
Growsのこだわりポイント
Growsの白髪ぼかしハイライトでは、お客様の白髪の量に合わせて、自然に馴染む様に規則的にハイライトを施しています。
白髪ぼかし専用のコームを使用しすることで、均一に美しく白髪をぼかす土台を作ることが可能です。
白髪ぼかしハイライトで失敗されたと感じる原因でも先述した通り、白髪がぼける状態にするには、毛先にもハイライトが細かく沢山入っているという事が大切です。
白髪ぼかしハイライトを体験してみたいというお客様に分かりやすいようにコースはご用意していますが、必ず全員に白髪ぼかしハイライトを入れる訳ではありません。
お客様の求める理想に適したご提案をさせて頂いています。
人それぞれ白髪のお悩みや、ヘアカラーの頻度など様々です。
お客様が日々髪の悩みに振り回されないようにするためにサポートするのが私たちの仕事です。
また、補足にはなりますがGrowsの白髪ぼかしハイライトは髪質改善メニューとの両立も可能です。
髪質改善は「白髪をぼかす為にハイライトを入れたら、縮毛矯正はできない」と言われたお客様にぴったりのメニューです。
白髪でお悩みの世代の方の大半が、昔はなかったくせ毛や髪の広がりに悩まれています。
髪質改善を行うことで、ドライヤーだけでスッと自然におさまる髪を手に入れられます。
本日のメニュー/料金
白髪ぼかしメンテナンスコース(施術時間:2時間)
料金:14,300円(税込)
まとめ|失敗された白髪ぼかしハイライトの対処法
白髪ぼかしハイライトで失敗したときの対処法は、
①白髪ぼかしハイライトが入ってないところまで切る
②白髪ぼかしハイライト部分の明暗が分からないくらいまで切る
③白髪ぼかしハイライト部分を完全に消さずに馴染ませるヘアカラー
今回は③の白髪ぼかしハイライト部分を完全に消さずに馴染ませるヘアカラーを選びました。
今回はお客様のご要望で明るさも残したかったので、今までのハイライトは消しきらず8レベルのブラウン系の薬剤を選びました。
このやり方であればヘアカラーから1ヶ月程は、はっきりしたハイライトの筋っぽさは消えます。
白髪が伸びた際にまたご来店されるので、その頃にまた髪色を補充できるような選定にしています。
さらにハイライトが馴染むようなカラー選定を続けていくと、段々ハイライト部分にも色味が蓄積し、来店時程のはっきり浮き出るハイライトでは無くなっていきます。
お客様のご要望に沿えているかと思います。
今回のように、白髪ぼかしハイライトに失敗してしまったけれど明るさをキープしたいお客様の場合、真っ暗に染めることはベストではありません。
一度髪色を暗くし過ぎると、明るくしにくくなるためです。
馴染ませるようなヘアカラーや、ローライト(暗い線)を入れてハイライト(明るい線)をぼかす等の施術がベターかと思います。
美容室でオーダーされる際は、「ハイライトをしたい」だけでなく「白髪を分かりにくくしたいので細かく沢山ハイライトを入れて欲しい」と伝えると失敗される事も避けられると思います。
今回のお客さまのような白髪ぼかしハイライトに失敗したとお悩みの方の参考になれば幸いです。
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